税関貿易統計、6月に集積回路の輸出額が100億米ドル越え

J200707Y8 2020年7月号(J251)
    財政部が発表した税関貿易統計によると、2020年上半期(1~6月)に台湾の輸出はアジアNIES(訳注:韓国、台湾、香港、シンガポールの4ヵ国・地域)の中で唯一成長を遂げて、より優れたパフォーマンスをみせた。そのなかで、「電子部品(Parts of Electronic Product)」と「情報・通信及びオーディオ・ビデオ製品(Information, Communication and Audio-Video Products)」の2大分類品目を含むIT関連品目の輸出が異彩を放っており、非IT関連品目がもたらした衝撃を緩衝して、輸出は(全体で)大幅減少するに至らなかった。上記2大分類品目の今年上半期の輸出額は過去最高を記録し、前年同期比でそれぞれ20.2%、10.3%増加しており、輸出額全体に占める比率も両者の合計が52.1%に達し、同時期の過去最高となっている。
    6月の「電子部品」の輸出額が111.8億米ドル(月間輸出額の過去最高)となり、前年同期比で23.9%増加しており、すでに7ヶ月連続(旧正月を含まず)で二桁成長を呈していることは、特筆するに値する。とくに集積回路の成長率が最も高く、輸出額は100億米ドルを突破して102.5億米ドルに達し、前年同期比で27.4%増となった。「情報・通信及びオーディオ・ビデオ製品」も「巣ごもり経済」の需要拡大のおかげで、輸出額が40.2億米ドルに達し、前年同期比で13.8%増加した。(2020年7月)
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