知的財産局、2025年専利・商標出願受理概況を公表

J260226Y1・J260226Y2 2026年3月号(J319)

 知的財産局は2026年2月26日公告にて、次のように発表した。2025年同局が受理した専利※の出願件数は7万1965件に達し、前年(2024年)比で1%減少した(訳注※:「専利」には特許、実用新案、意匠が含まれる)。その中で、特許(5万1230件)は前年比で1%増加し、実用新案(1万4000件)と意匠(6735件)は前年比でそれぞれ4%、8%減少した。商標登録出願は件数ベースで9万7411件(区分ベースでは計12万4242件)に達し、過去最高水準となった。また一方で、2025年の(実体審査請求から)一次審査通知までの平均期間(平均FA期間)は特許が8.0ヵ月(前年比で0.4ヵ月短縮)、商標が5.6ヵ月(同0. 5ヵ月短縮)となっており、企業ができるだけ早く権利を取得して、産業における戦略展開を進めることができるように協力している。
一、内国出願人による出願件数は特許がほぼ横ばい、実用新案と意匠は減少
 内国出願人による出願件数は特許が1万9511件で、前年比0.4%の微減、実用新案が1万2574件、意匠が3192件でそれぞれ前年比6%減、4%減となった。出願人の類型別に出願件数をみると、特許については企業と研究機関がそれぞれ1%減、2%減であったが、教育機関が8%増となった。また実用新案と意匠については、企業、教育機関、研究機関のいずれも減少している。
二、外国出願人の特許出願は増加、意匠登録出願は減少
 外国出願人の特許出願件数は2021年から成長し続けており、2025年には3万1719件に達し、2%増加した。(国・地域別にみると)日本からの出願件数が1万2524件で、圧倒的な首位となった。それに米国(6954件)、中国(3703件)、韓国(3346件)、ドイツ(1051件)の順で続いている。
 外国出願人の意匠登録出願は3543件であり、12%減少した。日本が852件で首位を占め、それに米国(621件)、中国(605件)、スイス(456件)、韓国(169件)の順で続いている。その中で、スイスが23%成長したが、日本は3%減少し、米国、中国、韓国も15~20%減少している。
三、内国出願人の商標登録出願件数は過去最高、外国出願人の出願傾向も注目に値
 商標登録出願は件数ベースで9万7411件、前年比8%増(区分ベースでは計12万4242件、前年比10%増)となり、過去最高水準を記録した。これは主に、内国出願人による出願が7万5573件(前年比9%増)に達して最高記録を更新し、さらに外国出願人による出願も2万1838件に上り、4%増加したところによるものである。
 国(地域)別の商標登録出願件数トップ5の動向をみると、年成長率は韓国が25%成長して最高水準となり、それに米国(7%増)、中国(3%増)、日本(1%増)と続き、香港は13%の減少となった。
四、内国出願人による商標登録出願は第35類が最も多く、外国出願人は第9類が最多
 内国出願人による商標登録出願の区分トップ10をみると、第35類(広告、事業の管理又は運営及び小売又は卸売等のサービス)が1万4913件で最も多かった。年成長率については、第42類(科学技術及び技術サービス)が31.6%で最も高く、それに第41類(教育、娯楽)24.0%、第9類(コンピュータ及びIT製品等)17.6%,が続いており、内国出願人はIT関連の商品・役務、娯楽・文化創意の市場に積極的に投資を行っていることが分かる。第29類(肉類及び乾燥野菜・果物等)のみが0.6%の微減となった。
 外国出願人については、第9類が4063件で最も多かった。年成長率については、区分トップ10のうち第28類(玩具、遊戯用具等)が16.6%で最も高く、その他の区分も1.8~8.7%増加し、第30類(コーヒー、茶、ペストリー等)だけが4.3%減少した。
五、専利と商標の審査期間は引き続き改善され、企業の市場における戦略展開をサポート
 知的財産局は専利と商標の審査処理能力の向上に尽力しており、出願人による商品開発から商品化までの各段階におけるニーズに応えるため、多元的な早期審査システムを提供しており、2025年に特許の平均FA期間は8.0ヵ月(前年比で0.4ヵ月短縮)、商標の平均FA期間は5.6ヵ月(前年比で0.5ヵ月短縮)となっており、企業ができるだけ早く権利を取得して、市場における戦略展開を進めることができるように協力している。(2026年2月)

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