2025年上半期に税関は市価4.7億新台湾ドル相当の模倣品を摘発
J250805Y6 2025年9月号(J313)
知的財産権と人々の権益を守るため、財政部関務署(Customs Administration, MOF)は、税関は水際の取締りを強化し続けており、2025年上半期には知的財産権侵害の摘発件数が195件に達し、模倣品は3万点以上に上り、それは市価4億7千万新台湾ドル相当すると発表した。
関務署の説明によると、上半期に摘発された模倣品のうち、医薬品、3C製品、及び日用品が多数を占め、これらの模倣品が市場に流入したならば、企業のグッドウィルを毀損するだけではなく、人々の健康と社会の安全にも被害をもたらすことになるという。
また、ボーダレスな電子商取引の成長に伴い、水際で摘発された模倣品はエクスプレス貨物(Express Cargo)として輸入されたものが多数を占めており、かつ主に中国と香港からの輸入されたものだという。悪徳業者は税関検査を回避するため、模倣品を小分けして、少量ずつ輸入するという常套手段を使っている。関務署は、オンラインショッピングの際には商品の出所に慎重な注意を払い、模倣品を購入することで自らの権益を損なうことがないよう注意喚起を呼びかけている。(2025年8月)









