「特許再審査の加速審査(AEPRe)プログラム」が好評につき試行継続
J250825Y1 2025年9月号(J313)
経済部知的財産局(TIPO)は2024年9月1日から「特許再審査の加速審査(AEPRe)」プログラムを導入しており、AEPReが試行されてから1年間の平均審査期間はわずか22.8日間であり、申請手続きが簡便で庁料金がかからないため、出願人/代理人から好評を博している。これに鑑み、知的財産局は試行の継続を決定し、各界がAEPReプログラムをこれからも大いに活用することを歓迎する。
AEPReプログラムは、初審査の査定理由において一部の請求項だけが拒絶され、一部の請求項は拒絶されていない再審査の案件について、出願人が再審査において、初審査の審査意見に基づいて、特許出願の範囲を初審査で特許性を認められた範囲に自発的に補正する(訳注:即ち初審査査定で拒絶された請求項を削除する)ことを奨励するものであり、出願人がAEPReプログラムの上記補正をその特許出願戦略として採用するならば、その再審査案件はAEPReプログラムを通じて審査が早く行われる。
AEPReプログラムは2024年9月1日から2025年8月25日までの間に、合計45件の申請があり、38件に対して審査結果が出された。出願人がAEPRe申請を提出してから審査結果が出るまでの平均審審査期間はわずか22.8日間であり、通常の再審査案件が約10~13ヵ月かかるのに比べると、AEPReの導入は出願人に大きな利益を確かにもたらしており、出願人が早期に特許を取得するのに役立っている。(2025年8月)









