クローラでデータベースのコンテンツを収集、七法公司の創業者に刑罰の判決
J250626Y3 2025年7月号(J311)
法源資訊股份有限公司(Lex Data Information Inc.、以下「法源公司」)は、七法股份有限公司(Lawstone Inc.、以下「七法公司」)がクローラ(Crawler)を使ってサイト「法源法律網(Lawbank)」のコンテンツ(法規の沿革、法規及びその添付文書等)を収集し、それを「Lawsnote七法-法學資料庫」に保存した後に、検索に供して利益を得て、法源公司の著作権を侵害したとして訴えていた。新北地方裁判所は先日、著作権法違反で七法公司の共同創業者である郭栄彦と謝復雅にそれぞれ4年、2年の懲役を科し、被告人2名と七法公司に連帯で1億545万新台湾ドルの支払いを命じる判決を下した。
法源公司は1991年に設立され、法学データベースを設置して、法源法学資料検索システムを構築し、少なからぬ司法機関や民間企業と提携している。七法公司は2016年に設立され、「Lawsnote七法」ブランドで、法律情報インターネット検索サービスを提供している。
2021年に法源公司は七法公司の「Lawsnote七法-法学データベース」には、「法源法律網」の法規沿革、法規及び添付資料等のコンテンツが大量にコピーされており、著作権を侵害されているのを発見したため、告訴を提起した。2021年8月に新北地方検察署が捜索を行い、人事、財務関連資料、ノートPC等を差し押さえるとともに、そのクラウドにある関連電子ファイルを差し押さえた。七法公司は、これらの資料は政府が公開する資料であり、公共財に該当し、著作権の問題はないと主張した。検察側は、七法公司がクローラを使って自動的に「法源法律網」で検索やコンテンツのダウンロードを行い、さらに「法源法律網」の法規の沿革などの資料をハードウェア等の記憶メディアにコピーして、顧客に有料及び無料で利用させているため、これは著作権法における「販売を目的として、無断複製することにより他人の著作財産権を侵害する罪」及び刑法における「故なく、他人のコンピュータの電磁的記録を取得する罪」を犯していると認めて、2022年8月に上記2名を起訴した。
新北地方裁判所は審理の末、「法源法律網」が公表している「法規の沿革」資料は著作権法第7条第1項「編集著作物」の規定を満たし、「独立した著作物として保護を受ける」ものであると認め、七法公司はこの方法で法源公司の著作権を剽窃し、さらにそれらの資料を営利目的で使用したとして、重い刑を下した他、法源公司が請求した賠償金を全額認めた。(2025年6月)









