力士科技と華碩電脳との特許権侵害訴訟、米国裁判所は力士科技に賠償金1050万米ドル獲得の判決
J250618Y1・J250612Y1 2025年7月号(J311)
MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)の設計に従事する力士科技(Force-MOS Technology Co.,Ltd)は2025年6月18日付けの(上場企業による)重要事実の開示において、次のように発表した。米国東部標準時間2025年2月14日に米テキサス州東部地区連邦地方裁判所の陪審員団が、力士科技が華碩電脳(ASUSTeK Computer Inc.、以下「華碩」)を相手取り提起していた特許権侵害の訴訟について、華碩に対して1050万米ドル(約3.4億新台湾ドル)の賠償金を力士科技に支払うよう命じるという力士科技勝訴の評決を下したのに続いて、同裁判所の裁判官は米国東部標準時間6月10日に最終判決に署名し、華碩の特許権侵害行為は「悪意のある権利侵害」であると認め、「華碩は賠償金1050万米ドルを実施料として一括で力士科技に支払え」(主文第6項)と命じたほか、すべての判決で得た金額には判決前の利息を付し、利率は米国5年物国債利率に基づき、四半期複利で算出するとした。同裁判所はさらに米国東部標準時間6月12日に修正された最終判決に署名し、主文第6項を「華碩は継続的実施料である賠償金1050万米ドルを力士科技に支払え」と修正した。華碩は30日以内に上訴することができる。
力士科技によると、今回侵害を受けた米国特許番号はUS 7629634及びUS 7812409であり、合計7品目のMOSFET製品が特許を侵害しているほか、連邦民事訴訟規則(FRCP)に基づき、力士科技は本件勝訴側なので、訴訟費用を申請する権利があり、力士科技側の弁護士は裁判所の要求に基づいて費用リスト及びその他書類を提出して、同社の権益を最大限に確保していくという。(2025年6月)









