ソブリンAIを推進、国研院がNVIDIA、AMD等と一緒に「台湾算力連盟」を立ち上げ

J250516Y5 2025年6月号(J310)

 国家実験研究院(National Institutes of Applied Research、以下「国研院」)は2025年5月16日のニュースリリースにて次のように発表した。AI応用の急速な拡大と多元化に対するニーズに対応して、「算力(コンピューティングパワー)」がAI発展を牽引する核心的な基礎となっている。国内のリソースを統合し、政府と民間との力をつなぎ合わせるため、国研院の国家高速網路與計算中心(National Center for High-performance Computing 、以下「NCHC」)が発起人となり、国内の代表的なコンピューティングパワーのサプライヤやそれを応用している組織(機関)を集めて、「台湾算力連盟」を立ち上げることで合意に達し、先日キックオフ会議が開かれた。台湾のコンピューティングパワー戦略展開を強化し、世界のデジタル競争における強靭さと影響力を高めることに尽力していくとしている。
 「台湾算力連盟」は官民協力プラットフォームの構築、最先端の力の凝集をビジョンとして、リソースを統合し、交流を促進し、「ソブリン AI(Sovereign AI)」を推進するとともに、自主性があり、信頼性が高く、持続可能なコンピューティングパワーのエコシステムを構築していく。発足準備段階では、NCHCが発起人となり、AMD、交通部中央気象署(Central Weather Administration)、友崴超級運算(Ubilink)、緯謙科技(WiAdavance)、Nvidia、鴻海科技集団(Foxconn)等と共同で推進し、異業種統合の決意と行動力を示していく。
 連盟の発足当初は、會員間のコンピューティングパワー情報の交流と相互支援をベースとし、コンピューティングパワーに係るリソースのシェアリングとマッチングを促進する。また連盟は国内全体のコンピューティングパワーのリソースを統合し、ともにAI応用の発展を支援して、さらに国内のコンピューティングパワーに対する需要を拡大するのと同時に、ソブリン AIの発展を推進し、官民の提携をさらに進め、自主技術の開発と応用を強化することにも尽力していく。世界市場に目を向けて、連盟は将来、会員に協力して必要とするキーテクノロジー、例えば自由/オープンソースソフトウェア(FOSS)、クラウドインターフェース等について、技術交流やシェアリングを推進し、コンピューティングパワー産業の輸出競争力を強化していく。
 「台湾算力連盟」は法人ではなく、非営利目的の提携プラットフォームであり、コンピューティングパワーの基礎、技術応用又は推進の実績を持つ組織に参加を開放する。キックオフ会議で討論され合意に達した連盟の規約によると、連盟は以下の趣旨を核心となる推進方向としており、その中には「台湾の代表的なコンピューティングパワーのリソースと技術サービス情報を統合し、展示する」、「プラットフォームの対外的窓口を設置して、会員同士の可視性を高め、提携のマッチングを推進する」、「政府のソブリン AI、クラウドサービス、コンピューティングパワーへの取組みを支援する」、「コンピューティングパワーの応用推進を拡大し、産業界、学界及び公共機関の多元的なニーズをつなげて、台湾の国際的舞台における可視性と競争力を全面的に高める」が含まれている。
 「台湾算力連盟」の正式な始動は、わが国が自主性と信頼性を有するコンピューティングパワー、ソブリン AI及び世界の提携分野において、重要な一歩を踏み出すことを象徴するものである。今後、連盟はパートナーの参加を拡大し続け、高性能の演算、クラウドプラットフォームのリソースを提供する者、又はコンピューティングパワーの統合、技術開発、サービス推進、又は応用実践に従事する組織であれば、いずれもメンバーのコンセンサスを得て加入できる。連盟はさらに協力のネットワークを広げて、リソースシェアリングを共同で推進し、技術の発展を強化し、異業種間の提携を推進して、AI新時代における課題とチャンスに共に向かい合っていく。(2025年5月)

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