晶碩光学が特許侵害で望隼科技を提訴、望隼科技は「権利侵害の疑いはなく、全力で権益を守る」と主張
J241218X1・J241218Y1 2025年1月号(J305)
晶碩光学股份有限公司(Pegavision Corporation、以下「晶碩光学」)は(上場企業による)重要事実の開示を行い、その中で2024年12月16日に知的財産局から、同社の台湾第I671361号特許「ハイドロゲル組成物及びそれからなるハイドロゲルレンズ(原文:水膠組成物及以其製備之水膠鏡片)」に対する無効審判が申し立てられたとの通知を受けたこと、晶碩光学は以前、望隼科技股份有限公司(Vizionfocus Inc.、以下「望隼科技」)の製造する蕾美(ReVIA)等ブランドのコンタクトレンズが、晶碩光学の特許を侵害している疑いがあることを発見したこと、特許権が今後損害を被り続けることを回避するため、2024年12月16日に知的財産及び商事裁判所に訴訟を提起し、望隼科技が製造・販売する多数の製品がいずれも晶碩光学が所有する台湾第I671361号特許「ハイドロゲル組成物及びそれからなるハイドロゲルレンズ」の権利の範囲に含まれ、晶碩光学の特許権を侵害していると主張したことを説明した。
望隼科技は、内部における詳細な調査と法律顧問による確認を行った結果、同社の製品は望隼科技が周知の技術を基礎とし、さらに自社の特許を用いて開発したものであり、同社は生産と販売の過程において、一貫して特許関連の法規を遵守し、望隼科技の製品設計と技術開発においてはいずれも厳しい特許検索と法務確認が行われており、いかなる第三者の特許権も侵害していないと述べている。(2024年12月)