スマホケースを巡る争議、DEVILCASEに公平交易法違反で100万新台湾ドルの賠償金支払い命令判決

J241025Y4 2024年11月号(J303)

 愛進化科技股份有限公司(Evolutive Labs Co., Ltd.、以下「愛進化公司」)のスマホケースブランド「RHINOSHIELD(犀牛盾)」と迪摩凱斯国際股份有限公司(Devilcase Co., Ltd. 、以下「迪摩凱斯公司」)のブランド「DEVILCASE(惡魔盾)」はいずれも消費者から高い人気を得ているが、双方はiPhone11用ケースの不正コピーを巡り法廷で争い、愛進化公司は迪摩凱斯公司が商品形態を模倣したと主張し、迪摩凱斯公司とその代表者に連帯で100万新台湾ドルの賠償金を支払うよう請求した。一審と二審では愛進化公司が勝訴し、迪摩凱斯公司に対して模倣した特定の「惡魔盾防摔殼」(以下、「DEVILCASE ver.1」)、「DEVILCASE惡魔防摔殼二代」(以下、「DEVILCASE ver.2」)商品の販売を禁止するとともに、公式サイトとフェイスブックのファンページに本件民事判決の当事者氏名、裁判事由及び主文を掲載し、公開期間を掲載から1ヵ月間とするよう命じる判決が下された。迪摩凱斯公司はこれを不服として最高裁判所に上告したが、棄却され、迪摩凱斯公司は三連敗を喫し、判決が確定した。
 「RHINOSHIELD」と「DEVILCASE」はいずれもiPhoneスマホケースとして有名であり、RHINOSHIELDは2018年8月に次々と発表、発売されたiPhone XR、iPhone11、iPhone11 Pro及びiPhone11 Pro Maxに対して専用ケースの「Mod NX」シリーズを発売し、業界初の「フレームと背面プレートのモジュール化設計」を採用した。「Mod NX」スマホケースが発売された後、DEVILCASEも2019年1月に同じシリーズのiPhone向けに「DEVILCASE ver.1」を発売し、2020年9には新バージョンを発売して「DEVILCASE ver.2」と命名し、それ以前の「DEVILCASE ver.1」と区別した。
 RHINOSHIELDブランドを経営する愛進化公司は迪摩凱斯公司に商品の形態を模倣された他、「スマホ試着室(原文:手機試衣間)」という革新的なオンライン販売手法も模倣されたため、消費者に誤認混同を生じさせ、RHINOSHIELDの市場シェアは縮小し、グッドウィルも損害を受けたとして、迪摩凱斯公司を相手取り提訴することを決定し、「Mod NX」の形態を模倣したiPhone XR/iPhone11対応のスマホケース「DEVILCASE ver.1」と「DEVILCASE ver.2」を製造、販売しないよう請求するとともに、迪摩凱斯公司とその代表者李哲緯に連帯で賠償金100万新台湾ドルを支払うように請求した。
 双方は長年にわたり法廷で争い、一、二審では迪摩凱斯公司の模倣が認められ、敗訴判決が下された。その後、迪摩凱斯公司の代表者である李哲緯は三審に上告する意向を示した。最高裁判所は2024年10月25日に判決を下し、迪摩凱斯公司は原審判決が不当かつ違法であると空虚に指摘しながら、該判決が違背する法令及び具体的な内容を示しておらず、上告は合法ではないとして、最終的に上告を棄却した。(2024年10月)

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