海賊版「導航王」で不当利得は1100万新台湾ドル超、4人を著作権法違反で送検
J241017X3 2024年11月号(J303)
刑事警察局の知的財産権偵査大隊(Intellectual Property Rights Invetigation Corps)は2024年10月16日に、有名ナビアプリの著作権侵害事件を解決したと発表した。本件は彰化地方検察署の指揮の下、刑事警察局が捜査を行った事件であり、悪徳業者が著作権者の開発した著作物(ナビアプリ「導航王(Naviking)」)に対して同意、使用許諾を得ずに不正に複製防止暗号を解読した後、ディスプレイオーディオにインストールし、SNSで宣伝するとともに、台湾全土の店舗にて著作権侵害のディスプレイオーディオを販売していた。
調べたところ、何〇〇は中国から大量にディスプレイオーディオを輸入して、台湾全土に4店舗(台中市、彰化県、台南市)を開設し、海賊版ナビアプリをインストールしたディスプレイオーディオを提供した。2019年8月から警察に検挙されるまで1000台以上の「導航王」著作権侵害ディスプレイオーディオを販売しており、不当利得は1100万新台湾ドル超に上り、著作権法益の侵害は重大である。
捜査チームは長期にわたって監視と証拠収集を行い、何〇〇らがディスプレイオーディオを販売する店の場所や関連の拠点を把握した後、2024年7月に捜査令状を持って、4ヵ所の営業場所と住居等を捜索し、何〇〇ら計4人を出頭させて取調べを行い、著作権法違反の罪で台湾彰化地方検察署に送検した。
告訴人が差押品を鑑定した結果、本件差押品の実体数とファイル数が膨大であり、顧客に提供したディスプレイオーディオの型番の種類が多いことに加えて、著作権を侵害されたナビアプリも6バージョンと多く、概算で権利侵害の市価総額は15億新台湾ドルを上回るものとみられる。(2024年10月)









