台湾ネットワーク産業への最大規模の外資投入―マイクロソフトと和信超媒体が策略連盟

J991112X7 1999年11月号(J6)

アメリカ企業Microsoft社は、3160万ドル(約新台湾ドル10億元相当)の資金を投入して、台湾国内で広帯域ネットワーク業者である和信超媒体と契約を結ぶことが関係者の話で明らかにされた。この投資案は外国企業の国内におけるネットワーク産業に対する最大規模なものとなった。

 

ここ数年、Microsoft社はネットワーク業界に積極的に参入している。今年の春、50億ドルをかけてATT社とその他の通信会社に投資している。その前にはすでに10億ドルをアメリカ最大手のケーブルテレビ業者の一つであるComcast社に注入している。前二社のほかにも、マルチメディアを主な業務とするMediaOne社、広帯域ネットワーク業者Teligent社へ2億ドル、電信業者Qwest社へ3億ドル、無線通信業者Nextel社へ6億ドル、オランダの大手通信業者へ3億ドル、イギリスで三番目のケーブルテレビ業者のNTL会社へ5億ドルを投入する等、ネットワーク王国の設立に向けて精力的な活動を繰り広げている。

 

Microsoft社と和信超媒体とは長い間、業務提携の関係にある。設立当初、和信超媒体は「すべての設備はもっとも優れたものを利用している。」と強調している。Compaq社製造のコンピュータ、ソフト及びネットワークシステムの構築はMicrosoft社の製品、ネットワークの情報については、Microsoft社を通して、アメリカのメインWebサイトであるMSNBCのアジアでの新聞中継を独占する権利の許諾を受けており、かつ重大な新聞を中国語に翻訳する権利を授与されていることから、双方の提携関係が順調に行っていることがうかがえる。

出所:聯合報1999.11.12

 

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