台湾のサブナノ級ポジショニング技術、国際ナノテクノロジー総合展で高い評価

J170310Y5・J170303Y5 2017年4月号(J212)
    ナノの極限を突破して、台湾の精密技術が海外で再び認められた。台湾大学機械科(Department of Mechanical Engineering, NTU)と中央研究院物理研究所(Institute Of Physics, Academia Sinica)が7年にわたって共同研究してきたサブナノ級ポジショニング技術は、科技部「研究開発成果萌芽計画(Germination Program)」の補助を受けて商品化の開発が進められてきたもので、東京の「第16回国際ナノテクノロジー総合展(Nano Tech 2017)」で高い評価を得た。台湾はドイツ、米国、日本に次いで世界で4番目にこの核心技術を持ち、成熟させて商品化できる国となった。
    この台湾が開発したサブナノ級ポジショニング技術はナノテクノロジーを基礎としており、超精密ポジショニングの核心でもあり、商業的価値は2018年に85億米ドル(260億新台湾ドル)に達することが予測されている。
サブナノ級ポジショニング技術はナノ級X線顕微鏡、原子力顕微鏡及び電子顕微鏡等に応用されており、中央研究院物理研究所の実験機器の多くに同技術が使われている。さらに台湾の技術はドイツ、米国、デンマーク、日本の大学や研究機関でも採用されている。(2017年3月)
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